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2023/4/28
 1st なばりジュニアメディカルラリーに参加したプレイヤーから、メッセージをいただきました。


 三重大学医学部 4年生  中田 陽菜 (なかた ひな)
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 中学校で一度だけ1時間ほど、心肺蘇生法についての授業がありました。その頃から人のために働きたい、人を助ける仕事がしたいと思っていました。なので、その授業を真剣に聞いて、目の前で倒れている人がいたら助けたいと考えていましたが、学校の授業で詳しく学ぶことはありませんでした。

 

 高校2年生の時、ジュニアメディカルラリーの企画者に声をかけていただき、友達と一緒にジュニアメディカルラリーに参加しました。事前トレーニングで、心肺蘇生法や気道異物除去法などの講習を受け、実際に一連の流れを練習する機会がありました。実際に起きた時のためにと思い、たくさん学び、練習しました。一連の流れややらなくてはいけないことが頭に入っていて、頭の中では出来ると思うくらいまで勉強しました。

 

 そしてジュニアメディカルラリー当日を迎えました。ジュニアメディカルラリーでは、本当に倒れている人や怪我している人、交通事故の事故現場などの状況が再現されていて、チームメイトで協力して救急処置を行いました。すごいリアルに再現されていたので、私の気持ち的には、本当に助けないといけない人が目の前にいる感覚でした。その時、頭ではわかっていることが、行動に移すのに時間がかかったり、テンパってしまったりして、人を助けることの難しさを学びました。それと共に、そのような状況を経験して、実際にそのようなことがあったときに行動できる知識や勇気も身につけることができたと思っています。とても勉強になり、大きく成長できたと思っています。

 

 昔からの幼馴染のチームだったので、なんとなくで、私がリーダーやっていた気がしますが、当日、早く集合して、この場合はこうするとかをみんなで考えました。でも、例外とか予想できない状況もあったので、その時はその場で自分はこれをするっていう報告と、迷ったりしていたらこれしてほしいとかっていうことを、みんなでその場で声を掛け合いました。チームメイトと協力することで、1人ではできないことができるという経験も得られました。人に頼ることの大切さ、自分だけではできないと思っていたことも、みんなで協力すればできるということなど、とても大切なことを身をもって学ぶことができました。

 

 ジュニアメディカルラリーに参加することによって得た学びは大きく、参加して損はないと思います。参加した当時はそこまで深く考えていませんでしたが、今考えると沢山の学びが得られて、気持ちの面でも成長できて、参加できてよかったと思っています。結果も2位で思っていた以上にチームで行動できたので、達成感も大きかったです。

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